マレーシアやタイ、シンガポールなどの東南アジアで、主に中華系住民によって祝われる道教の重要な祭典です。

時期：旧暦9月1日から9日までの9日間
信仰対象：北斗七星と関連する九皇星君（九皇大帝）という9柱の神々
特徴：浄化と健康祈願を目的とした厳格な菜食期間主な特徴
菜食（斎戒）
参加者は9日間、厳格な菜食を守ります。

肉類、魚介類、卵、乳製品を避け、ニンニクやネギなどの刺激の強い野菜も控えます。白装束を着用する人も多いです。

儀式と行事
・寺院での祈祷と線香の奉納
・神輿（パランキン）の行列
・火渡りや刃の上を歩くなど、神がかり状態での苦行
・旗を立てる儀式（九皇大帝を迎える）マレーシアでの特色
ペナン島やクアラルンプール、イポーなどで盛大に祝われ、中華系コミュニティの重要な文化行事となっています。
街中に黄色い旗が立てられ、菜食料理を提供する屋台が数多く出ます。
この祭りは、健康と幸運を祈願し、罪を清めるための精神的な浄化の期間として信仰されています。

来年の九皇大帝は10月9日~18日のようです。

雨が多い時かもしれませんのでマレーシア旅行をご計画の際はご参考下さい。